地域を主役にするシステム開発 / ハウインターナショナル

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e-ZUKA Tech Night Vol.62 開催レポート

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2024-05-21(火) e-ZUKA Tech Night vol.62が飯塚市のRudies Cafeで開催されました。

 

今回は、「STORES襲来!」をテーマとして、STORES 株式会社 CTO藤村 大介様と大学卒業後にSTORESに入社予定の大塚 真太朗様をメインスピーカーにお迎えしました。

18:30から開場し、多くの方にご参加いただきました。満員御礼、会場にはぎちぎちの約40名が参加しました。大半は学生さんです。約3分の1の方は初めて参加するとのことでした。

定刻通り19:00に開始しました。

 

最初は主催者であるe-ZUKA Tech Studioの理事・中城元臣からe-ZUKA Tech Nightの紹介ならびにテーマに関する予備知識の注入が行われました。STORESさんが展開されているSaaS(Software as a Service)についての説明です。e-ZUKA Tech Nightは学生と社会人の交流の場であり、コミュニケーションをとることをメインとしてくださいとの発信がありました。

e-ZUKA Tech Nightはハウインターナショナルがスポンサーしています。

 

e-ZUKA Tech Nightは乾杯スタートです。この時点でアルコールを飲み始めています。おいしい食事も提供されます。学生は参加費無料です。社会人も2,000円とたいへんリーズナブルなイベントです。

 

まずはメインスピーカーの藤村大介様のお話をお届けします。

大きな拍手で始まりました。STORES株式会社さんは、店舗もネットショップもまとめて管理できるSaaSを開発されています。

藤村様は学生時代は哲学を学ばれていたそうです。プログラミングは社会人になってからはじめられたとのことです。

講演の内容をかいつまんでご紹介します。

SaaSは作り続けるものであり、いまでは社会インフラ化しています。昔から変わらない技術の肝は、Web+DBです。SaaSは同じコードベースを育て続けていくので、保守性の高いコードが武器とのことです。新機能のリリースが成長のレバーです。デプロイは日に何度もするものだという刺激的な発信がありました。

SaaSは使い方が変わっていくものだというお話がありました。特に社会情勢の変化は、きっかけとなります。「予約システムと、ひとつになったPOSレジ」がうまれた背景には、新型コロナウイルスの流行で日本のデジタル化が一気に進んだという側面とは無関係ではなく、むしろ密接に結びついているという例が示されていました。

さいごは学生時代に学ばれた哲学とからめたお話が印象的でした。「予約」には必ず「普遍」なモノがあり、その「普遍」を実装するのがSaaSであるというメッセージに、会場の空気は引き締まりました。なにかしらの天啓を受けたかのように会場にいた参加者の心の扉は、解き放たれました。また、STORES株式会社さんにはRubyのコアコミッターが在籍されているそうで、RubyやRailsのバージョンアップは早押し競争のように適用されているそうです。

 

次にレポートするのは大塚 真太朗様のお話です。

いまは九州工業大学の学生で、卒業後、STORES株式会社さんに入社されるそうです。タイトルは「SaaS開発の基盤を改善する技術」です。SaaSの開発にCI(Continuous Integration)は欠かせないものです。CIを大量にまわすには、1回あたりの実行時間を短くする必要があります。実現できれば、時間の節約に加えて、さらにはクラウド上のマシンを実行させる時間を短くできるためお金の節約にもつながるわけです。どこに時間がかかっているのかを探し、それを解決できるものが既にあればそれを使うし、無ければ「無いものは作るしかない」の精神で、OSS(Open Source Software)を開発しているというとても興味深くて、テックで、レベルの高い話をしてくださいました。

 

続いて恒例のLT(Lightning Talks)を行いました。LT(Lightning Talks)とは5分の制限時間の中でプレゼンをきっちりやり切るというものです。今回は社会人4名 + 学生の飛び込み2名🚀🚀の計6名が話してくれました。

 

どのLTも刺激的で情熱にあふれ、語るも涙、聞くも涙のお話の連続でした。感涙にむせび泣かざるもの未だかつて無しのLTでございました。また次回の発表も期待しています!

 

書籍『Elixir実践入門』のご紹介(書きました!)   Awesome YAMAUCHIさん

 

子供達と一緒にスイカゲームを作った話   鶴岡隆司さん

 

エンジニアコミュニティと私   Masatoshi Nishiguchiさん

三重県から初参加してくださいました!

 

ITエンジニアが産業機器メーカーに入社してみた2    Keigo Miyasueさん

 

TSKaigi参加記    土佐さん

 

RubyKaigi行ってきた     小谷さん

 

LTのあとは記念撮影が行われました。e-ZUKA Tech Studioの大久保さんはいつも無言でパシャパシャ写真を撮ってくださいます。一瞬たりとも気が抜けません。

 

記念撮影のあとは懇親会です。e-ZUKA Tech Nightはある意味でここから本番が始まります。学生どうしの交流、社会人と学生の交流、あちこちで話に花が咲き、会場は大いに盛り上がりました。特に学生たちは藤村様のお話から「普遍」ということを考える機会に恵まれ、新しい扉を開けそうな刺激をもらっていました。会場はいつも以上の熱気に包まれていました。

 

学生のみなさんは、就職や起業へのスタート地点に使ってください。社会人のみなさんは、e-ZUKA(飯塚)が誇る優秀な学生との交流の場としてご利用ください。学生と社会人の間での有益なつながりを築く素晴らしい機会です。

 

それでは、次回のe-ZUKA Tech Night vol.63をお楽しみに! あなたのLTをぜひお聞かせください!