地域を主役にするシステム開発 / ハウインターナショナル

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九工大社会連携講座 Web3 Labを共同開講します。

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九州工業大学社会連携講座
「Web3 Lab」を共同開講。

本格的なブロックチェーンエンジニアを
育成します。

―サーキュラーエコノミー分野へのブロックチェーン応用を推進―

 

アジアのシリコンバレーe-ZUKAの実現をビジョンに掲げる株式会社ハウインターナショナル(本社:福岡県飯塚市、代表取締役社長:田中貴規 以下ハウ)は、アミタホールディングス株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:末次貴英 以下アミタ)、株式会社chaintope(チェーントープ 本社:福岡県飯塚市、代表取締役CEO:正田英樹 以下Chaintope)とともに国立大学法人九州工業大学(本部:福岡県北九州市、学長:三谷康範 以下、九州工業大学)内に新設する社会連携講座「Web3 Lab」を共同開講、本格的なブロックチェーンエンジニアを育成します。

■社会連携講座「Web3 Lab」開講の背景

サーキュラーエコノミーの実現において、原材料の品質情報、環境情報、リユースやリサイクル情報などを担保するトレーサビリティは重要なテーマの一つです。最近では、欧州がデジタル製品パスポート(以下 DPP)という、循環に必要な情報などを製品にデジタルで紐づけた仕組みの構築を進め、サーキュラーエコノミーを促進する動きがみられます。

しかし、情報は個人や企業、地域に紐づくことや、獲得にあたってプライバシーの担保が必要となることから、ブロックチェーンをはじめとするデジタル技術を応用することが不可欠となります。また、DPPでは原料調達から再資源化・再製品化に至るまで、製品のライフサイクルに沿ったサステナビリティ情報(再生材含有率、CO2排出量、リサイクル情報、耐久性など)を共有できる仕組みの構築を進めています。DPPにおいても、ブロックチェーン技術は取引の信頼性の確保がトレーサビリティを向上させる手段として期待されています。

「社会にブロックチェーンを実装する」ことをミッションに掲げるChaintopeとアミタはサーキュラーエコノミー領域におけるブロックチェーンの応用は不可欠であるという考えで一致しました。

さらに、飯塚市、福岡県において人材育成、地域活性化を行ってきたハウはそのノウハウを活かし、人材育成を加速させます。

九州工業大学は、産学連携を積極的に進めており、今回は「サーキュラーエコノミー x ブロックチェーン応用/実践」のテーマで、次世代の人材育成を目指し、社会連携講座としての共同開講へと至りました。

左より株式会社chaintope CEO 正田英樹、株式会社アミタホールディングス 取締役兼CSO 岡田健一、九州工業大学 学長 三谷康範、同学 理事・副学長 中藤良久、株式会社ハウインターナショナル 社長 田中貴規

 

■社会連携講座「Web3 Lab」の概要

毎週木曜日6時限(18:00-19:30)に、アミタ、Chaintope、ハウの3者が学生に講義を行います。学生の対象は受講を希望する全学年とし、30名ほどの参加を見込んでいます。授業は、ブロックチェーン推進宣言を発出した福岡県飯塚市にある九州工業大学飯塚キャンパスにて行います。

アミタは、生態系に倣い常に最適化される社会像の「エコシステム社会概論」と産官学民連携で推進している「サーキュラーエコノミー領域におけるブロックチェーン技術の社会実装」について講義を予定しています。

Chaintopeとハウは、ブロックチェーンの基礎から学生に講義をします。基礎の授業では、ブロックチェーンの仕組み、公開鍵暗号、デジタル署名、ハッシュ関数などを予定しています。応用として、ブロックチェーンTapyrus(タピルス)※1を用いたプログラミングのハンズオンを学生に提供します。

受講生は5名程度のグループをつくり、サーキュラーエコノミーを含むビジネスプランの作成およびプログラムの実装を行い、2024年1月に成果発表を行います。

また学生が社会課題に対して取り組む人材となるべく、自ら目的を定め、行動できるように人間学の学びを月1回ほど開催します。九州工業大学の建学の精神である「技術に堪能なる士君子」の養成を民間企業からも後押しします。

 

■講座概要

対象 飯塚キャンパス所属の学生のうち、受講を希望する者(サーキュラーエコノミーやブロックチェーンに関心のある学生)
開講時期 2023年6月~2024年1月 /90分間講義(全17回 発表会含む)
曜日 毎週木曜日6限目(18:00-19:30) ※対面実施
場所 国立大学法人九州工業大学 飯塚キャンパス
(福岡県飯塚市川津680-4)

 

■説明会などの様子

2023年5月8日、九州工業大学飯塚キャンパス内ポルト棟で実施された説明会にて、Web3 Labの説明を聞く学生達
 2023年5月22日、九州工業大学戸畑キャンパスにて行われたトップ会談。

 

■本講座への期待

■アミタホールディングス(株)取締役 兼 CSO 岡田健一

 Web3は非常にスピード感のある領域であり、多くの企業経営に影響を及ぼしています。まだない社会づくりに挑む我々にとって、新しいものに抵抗なく触れてみることができるデジタル人財とのネットワークを持つことは、新たな社会イノベーションを起こす近道だと考えています。講座を通して、構想や価値観を次世代人財と共有し、エコシステム社会を創る仲間を増やすことや、サーキュラーエコノミー分野への応用可能性を検討し、新たな知見やアイデアを獲得することによって、MEGURU STATION®の展開およびサーキュラープラットフォームの構築に活かします。

 

■国立大学法人九州工業大学 学長 三谷康範

九州工業大学では、情報工学部を擁する飯塚キャンパスを中心に、ブロックチェーン基礎技術にかかる人材育成や研究、更には社会実装に向けての実証等を産学連携で進めてまいりました。新たに設置される本講座を通じて、これらの取り組みが加速され、世界中の課題を解決し、社会的価値を生み出すことのできる技術と教養を携えたブロックチェーンエンジニアが輩出されることを大いに期待しております。

 

■(株)chaintope 代表取締役CEO 正田英樹

Web3の時代が到来する中、基盤技術であるブロックチェーンのエンジニアが不足しています。私共としては、世界に伍するブロックチェーンエンジニアを育成し、共に日本から世界に向けて新たな社会モデルの発信に挑戦して行きます。技術的な力だけでなく、真に社会に貢献しうる人物としての学びも共に進めたいと期待しております。

 

■(株)ハウインターナショナル 代表取締役社長 田中貴規

社会インフラとしてのWebサービスには秩序が必要です。誤った情報はすみやかに訂正され、自身の知られたくない情報の配信を遮断し、見たくないコンテンツは隠されるべきです。本講座を通じて、暗号技術や分散化技術を人々の暮らしを守る安全装置として役立て、SNSの負の側面を上書きし欠陥を補う仕掛けや、地球環境と調和の取れた行動を楽しむ仕掛けについて、一緒に考えていきたく思います。

 

【問い合わせ窓口】

株式会社ハウインターナショナル  お問合せフォーム

 

※1 Tapyrus(タピルス)

Chaintope社が開発するエンタープライズ向けのパブリックブロックチェーンです。
Tapyrusは、複数の法人で共同運営するコンソーシアムの方針に合わせて、新しい記録を分散台帳に書き込む際のルールを設計でき、かつ公開されているオープンソースソフトウェアを利用して、誰でも自由に分散台帳を閲覧できる透明性をあわせ持ちます。開発者はTapyrusの各種サービス(特許技術を含む)を利用し、ブロックチェーンの複雑な要素技術を意識する事なく、安全で高信頼のアプリケーションを開発することができます。
各業界のエンタープライズ向けにブロックチェーン技術を協力して社会実装するパートナー企業を募集中です。
なお、Tapyrusの機能は、Trusted Web推進協議会が検討を進めるTrusted Web ホワイトペーパーに準拠して開発していきます。

 

フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス(FBA)は、産学官連携で取り組むブロックチェーンによる、まちづくり&人づくりを推進するチームです。
2030年には、ブロックチェーンがあらゆる人々のあらゆる生活シーンを支えることになるという将来を見据え、「ブロックチェーン人材の育成」や「場の醸成」、「産業クラスターの組成」などに、ここ福岡・九州からチャレンジしています。
https://fukuoka-ba.com/

 

一緒に働くメンバー募集

ハウインターナショナルは「アジアのシリコンバレーe-ZUKAの実現」というビジョンのもと、採用活動と人材育成に力を入れています。
アンテナを高く張り巡らせ、面白いと思った技術やノウハウなど様々な情報を取り入れ活かす。
そんな方をハウは募集しています。
ご興味を持っていただいた方は、まずはお気軽に当社ウェブサイトよりご応募ください。
採用ページ:https://www.haw.co.jp/recruit/

 

アミタホールディングス株式会社 ニュースリリース

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