地域を主役にするシステム開発 / ハウインターナショナル

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2025年度 九工大社会連携講座 Web3 Labを開講しました。

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株式会社ハウインターナショナル(以下ハウ)は、九州工業大学で開講された社会連携講座「Web3 Lab」において、アミタホールディングス株式会社(以下アミタ)、株式会社chaintope(以下Chaintope)とともに、学生にブロックチェーンに関わる講座を本年も担当します。

2025年5月8日18:00〜19:30、九州工業大学飯塚キャンパス内にある共創空間「ポルト棟」にて、今年度の社会連携講座「Web3 Lab」の初回オリエンテーションが実施されました。11月の最終発表まで講義が行われます。

初回の授業には、九州工業大学飯塚キャンパス、近畿大学産業理工学部(九州キャンパス)に所属する16名の学生が出席しました。

Web3 Labは、ブロックチェーン技術の社会実装をテーマに、企業と大学が連携して運営する実践的な学びの場です。今年で3年目を迎えます。

2025年度は、ブロックチェーン技術とその応用領域である循環経済(サーキュラーエコノミー)に加え、AIにも踏み込みながら、学生自身が課題設定・プログラミング・ビジネス設計に挑む構成となっています。

講座は毎週木曜日の18:00〜19:30に開講され、ブロックチェーンの技術講義、サーキュラーエコノミーに関する講義、グループワークによる実装・企画、そして11月には成果発表会が予定されています。また、月1回の「人間学」講義では、技術とともに社会や人間への洞察を深めることを目的とし、学生が自ら考え行動する姿勢を育む内容が用意されています。

初回となるこの日は、講座全体の趣旨や構成の説明、講師陣の紹介、アミタ 宮原様によるサーキュラーエコノミーの講義、学生からの質疑応答、そして記念撮影まで、盛りだくさんの内容でした。

オリエンテーションでは、講師陣の紹介が行われました。登壇者はいずれも社会実装の第一線で活躍しており、加えて多くが九州工業大学の卒業生でもあります。

以下、各講師からのメッセージを要約して紹介します。

ハウ 代表取締役社長 田中貴規

「今年度は『ブロックチェーンの基礎ビットコインのシステム構成と仕組み』の回を担当します。学生の皆さんが“なぜブロックチェーンなのか”という問いを持ちながら講義に臨めるよう、講座全体で支えていきます。一緒に楽しく学んでいきましょう。」

Chaintope CTO 安土茂亨

「教科書『ブロックチェーン技術概論』をベースに、基礎からしっかり学べる内容になっています。分からないところがあったら気軽にDiscordで質問してください。」

ハウ CTO  中城元臣

「毎週木曜日は荒木研究室にいるのでいつでも声をかけてください。研究テーマの種はいくらでもありますし、何をやればいいか分からない、卒業研究やキャリアに悩んでいるときこそ、こういう場を最大限に活用してください。」

ハウ 執行役員 山内修

「私はこれまで地元の中高生にもブロックチェーンを教えてきました。その経験を活かして、大学1年生の方にも分かりやすい授業を心がけます。安心してついてきてください。」

ハウ 社員 中塩隆太郎

「Web3を学び、実際にビジネスをするにはWeb開発の習得も必要です。しっかりサポートしますので、共に頑張りましょう。」

九州工業大学 情報工学研究院 准教授 荒木俊輔

「ブロックチェーンは今後さまざまな分野で活用が広がっていく技術です。最初は難しく感じるかもしれませんが、ぜひ前向きに取り組んでください。」

なお、人間学については今後の講義で折に触れて取り上げる予定であり、「技術に堪能なる士君子」を育てるという九州工業大学の建学の精神を企業側からも支援する姿勢は変わりません。講義を通じて、単なる技術者ではなく、社会に対して責任と倫理を持って行動できる人材の育成を目指します。

 

初回の講義では、アミタ 執行役員の宮原伸朗様に「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の全体像と、ブロックチェーン技術との関連性について講義していただきました。宮原様は、持続可能な社会の実現には「資源の最大活用」だけでなく、「情報の再編集」による新たな価値創出が重要であると強調しました。企業・自治体・地域住民が連携し、廃棄物を資源に変える具体的な事例や、地域コミュニティにおける資源循環の仕組み「MEGURU STATION®」などを紹介しました。

また、製品のライフサイクル全体で価値を高める視点や、循環型ビジネスモデル(プロダクト・アズ・ア・サービス、再生素材の活用、サプライチェーンの透明性など)を軸に、今後の社会に求められる視座を学生に投げかける内容となっていました。ブロックチェーンによるトレーサビリティの確保や、環境価値の可視化など、デジタル技術の応用によってサーキュラーエコノミーが加速する可能性についても言及され、講義後の質疑応答では学生と熱く意見を交換していました。

 

最後にみんなで記念撮影をしました。Web3なので、スリーピースです。

これから毎週木曜の6時限目(18:00-19:30)ポルト棟にて行われる、Web3 Labを盛り上げて行きましょう!